ファンは、分けると増えるんです

今日は少しばかり重要な話しをしたいと思います。どうにか最後まで付き合ってください。

まあ、個人的には毎回重要だと思ったことを記事として書いているつもりではありますけどね。

「お金は分けると減るが、知識は分けると増える」という言葉があります。

信じるか信じまいかは個人の自由ではありますが、僕は信じます。

今日、皆さんに言いたい言葉は、

「ファンも分けると増えます」

まあ、本当かどうかは実際に実験をしたことではなく、単なる僕個人の考えです。

それではその仮説を説明するとしましょう。

まず、前提として、ライブをやると一人当たり数百人以上は軽く集められ有名バンドさんは除き、あくまでもライブをやると数人~十数人程度のお客が来てくれるか否かくらいのミュージシャンを対象に説明しています。なので、もしそんな有名なバンドさんがこちらに迷い込んで読まれているならば、流し読み程度にしてくださいね、よろしくです。

さてと、ここから仮説の説明をやります。

まず、登場人物を設定します。

ブッキングライブをやると自分目当てのお客さんが数人~十人前後の(下手したら一人も来ない時もある)ミュージシャン、A氏、B氏、C氏、D氏がいるとします。

A氏、B氏、C氏、D氏は、2018年にだいたい月1回くらいのペースでライブをやって、以下の結果になりました。

  • A氏の平均お客動員数は1人
  • B氏の平均お客動員数は2人
  • C氏の平均お客動員数は3人
  • D氏の平均お客動員数は4人

(※なんだか、A,B,C,D氏が他人事ではない感じがするのは僕だけ?)

A氏の1回当たりのライブ平均お客動員数が1人ということは、A氏のファンが1人ということではありません。

A氏はおそらく、10人前後のファンを確保していると思われます。そして、A氏はSNSの自分のフォロワーや知人など約100人前後の人にライブ告知をしたのかも知れません。

実はその100人の人の中にはA氏の音楽活動を応援したいA氏のファンが10人くらい含まれていたことになります。彼ら10人は都合さえよければ、なるべくA氏の応援に行ってやりたい気持ちがある人ですが、そのうち9人は都合がつかなかっただけかも知れません。

それは仕方がありません、彼らにはそれぞれいろんなプライベートな事情があるし、それら彼らの優先順位(プライオリティ)で埋まっていき、あなたのライブが運が悪くほかの重要なプライオリティの用事に負けただけです。それでもラッキーなことに10人のうち1人はその日にちょうどほかの用事まったくなかったのかもしれません。

あなたのライブが何より優先順位が高くてなんとしても都合をつけて行こうと思っているあなたの熱狂ファンや、ライブめぐりが趣味で知りもしないあなたのライブに来てくれた物好きな人は珍獣なので、ここでは除外して考えることにしましょう。

結果的にこれなかった10人のうち9人と、あなたが告知を出してもはなから行く気のなかった90人の人の行動は同じでも、まったく違います、彼ら9人は都合さえよかったらあなたのライブ行けたのにと本当思ってくれている人たちなのです。

それを考慮すると実際は以下のような状態であったことがわかります。

  • A氏のファンは10人、来たのは平均1人
  • B氏のファンは20人、来たのは平均2人
  • C氏のファンは30人、来たのは平均3人
  • D氏のファンは40人、来たのは平均4人

A氏、B氏、C氏、D氏のファン数を(被りはなしとし)合計すると、ちょうど100人です。

その100人の人は、それぞれ自分たちが応援しているA氏、B氏、C氏、D氏の音楽が好きだからということももちろんあるのですが、本当にファンAA氏は、A氏の音楽が好きだからという理由だけでA氏のファンになってA氏を応援しているのでしょうか。

A氏のファンになったAA氏は、A氏のファンになった理由は別にあります。

それは、AA氏が何らかの縁によってA氏(の音楽)を知るようになり、
そして、たまたまA氏の音楽が自分の気に入ったからです。

そう、たまたま、なのです。

この世にはA氏より優れた音楽を作っている人は山ほどいると思います、A氏よりもAA氏の好みにびったりマッチする音楽を作っているX氏、Y氏、Z氏がいるのかも知れません。

しかしですが、AA氏が珍獣でない限り、わざわざX氏、Y氏、Z氏を探す旅に出ることはまずないのでしょう。

AA氏はA氏の音楽が好きでファンになっているけど、それより先に偶然という縁によりAA氏がA氏(の音楽)知ってしまったからにすぎません。

A氏、B氏、C氏、D氏のファン数を全部あわせると100人です。A氏、B氏、C氏、D氏が結託して、何らかのイベントでその100人の人とA氏、B氏、C氏、D氏が絡むように縁を作ったとします。A氏、B氏、C氏、D氏が出したライブ告知はその100人の人に届くようになりました。ライブ告知を出してライブ当日にちょうど都合がつく人が先ほどと同じく1割前後だと仮定すると、約10人の人がその日に予定が何もなく、何をしようかなと時間をもてあましているかも知れません。

どうせ暇でやることがないのであれば、誰かのライブにでも行こうかしらと思うかも知れません。それはその人の多数の選択肢のひとつにすぎないかも知れませんが、彼らが知りもしないアーティストのライブに行くことはまずないのでしょう、そう、そもそもライブに行くこと自体が選択肢として生まれてもきません。

そういうタイミングにちょうど彼らが知っているアーティストさんがライブやっているのなら行ってやってもいいかなという選択肢がはじめて生まれるのです。

ただの可能性に過ぎませんが、10人に1人だったのが、100人に10人になったのです。

つまり、

  • A氏は1人⇒10人(+9人の可能性)
  • B氏は2人⇒10人(+8人の可能性)
  • C氏は3人⇒10人(+7人の可能性)
  • D氏は4人⇒10人(+6人の可能性)

A氏、B氏、C氏、D氏の誰しもがお客さんが増える可能性が発生するのです。

やっとの思いで手に入れた自分のファンをほかのアーティストに奪われるのでは、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは失うことより得ることのほうがはるかに多い賭けだと思います。

僕がこのウェブサイトを立ち上げた理由(MY STORY参照)のひとつに、そういったミュージシャンたちの横つながりを強化したいと思ってるからでもあります。いつも同じメンバー同士の繋がりや、ただの交流だけが目的ではなく、より戦略的な横繋がりを構築できたらな、と思っているからなのです。

同じ立ち位置の人同士で、協力な繋がりを作れば、それはとてつもない力を発揮することもあります。

たとえば、企業はひとりの労働者とは、真剣に話し合いもしてくれませんが、労働者同士がつながって労働組合を結成すれば、企業は同等の立場で話し合いに応じなければならなくなるのです。

どなたか、ここに繋がっている、これから繋がるミュージシャン同士をつなげて、自分らの長所短所をカバーし合いつづ、戦略的な活動ができるのなら、おそらく大物アーティストにも負けない活動が展開できるのではないかと思う次第です。

僕は他人の声をちゃんと聞くことに関しては自信があるほうですが、幾人の人をひっぱるカリスマは1mmも備えていないので、このように記事にして伝えることしかないのですが、もし、どなたか、やるぞ!と決起なさるのなら、自分はひとりの組合員(ミュージシャン)として全力でサポートします。


今日もこのような夢物語を記事にしながら、妄想をしていますが、この妄想がいつか実現されることを切実に願うのであります。

もう一度いいますが、

ファンは、お互い分かち合えば、むしろ増えるのです。

それでは、この記事を読んでくださった方と僕がいつか会えるその日まで、さらばです♪


記事作成:2018.8.9
記事更新:2018.8.23

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SATORI's Music BAR

音楽全般に関して未経験者である僕が音楽活動で独自の音楽世界を創り上げる過程を綴ります

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