高い声を出すのは理論的に誰でも可能、前編

※前日、書きかけでして、下の部分に追記しました。高い声を発生する原理を書き留めました。

まず、僕がライブ活動をする前に、自分だけの個性というか武器を用意したいと思ったので、ちょうど僕も妻も好きだった歌、「SteelheartのShe's Gone」を歌えるようになりたかったです。

この「SteelheartのShe's Gone」という歌は、裏声を使わずハイトーンボイスで、hiG(G5)の音を出さねばなりませんでした。

当時の私の最高音は、粉雪のhiA、それも安定した声といえるものではありませんでした。

だからといって、ボイトレ教室でハイトーンボイスについて教わろうとしても、僕が行った教室は(教室の先生は)、hiGの歌をキーを下げて、自分が自然に歌える音域に変えて、より上手に歌えるようにすることでした。

しかし、それじゃ、素人目線ではそれなりの上手さは手に入れるとしても、それって僕の武器?個性になれるの?と思ったのです。だからこそ、教室でボイトレを習うことをやめ、書籍やネットからハイトーンボイスについて色々研究を重ねました。

その中で一番効果があったのは、まず、物理的に自分の声帯の動きを理解し、自分の声帯をコントロールするイメージを描き、それをいずれは思い通りに動かせることでした。

声って結局のところ、声帯をどのくらい開くかと、声帯をどのくらいの厚さにするかだけでした。

そう、声帯を動かせる筋肉ってこの二つしかないのですよね。

一つ目は、声帯を開いたり閉じたりする筋肉と、

二つ目は、声帯に力をいれて緊張させた状態で震わせる筋肉

の二つだけです。

日常生活において使う筋肉は、上記の一番目の筋肉が主に使われるだけです。

・・・すみません。邪魔が入りました。明日、続きを書きます。

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2018/07/21 続き・・・です。

この一番目の筋肉はのどを開いたり閉じたりさせ空気の通り道をつくります。

人は毎日呼吸をしているので、この筋肉は誰しも無意識に調節できるのです。

空気が通るときに上の白いもの(声帯)が震えます。震えるということは空気に波を起こし振動を発生させて音を作るわけです。

ギターの弦が引っ張って離すと弦が震えながら音を出す原理です。

ギターネックを押さえて、弦を短くして、震えさせると高い音になります。

同じ原理で、この喉の穴を小さくすることで、ぐっついている部分は震えず、空気が通る小さい穴の周りの白いもの(声帯)のみが震えるわけです。つまり、ギターの弦を短くして鳴らすのと同じく、震える声帯の長さが短くなった分だけ高い声を発生させることになります。

そう、高い声を出すためにはこの喉の穴を限りなく小さくことが鍵(キー)となります。

呼吸をするのに、わざわざ小さい穴は必要ありません。なので、一般の人にとって普段はのどの穴を小さい状態で保つ制御を行っておりませんし、脳がこの力加減を覚えておりません。

なので、ちょっとした加減の間違いでこの穴は

小さい状態を保っていられず、完全に閉じてしまいます。

完全に閉じてしまうと空気が通れなくなり、声帯が揺れて、空気を振動させることができなくなります。

これが高い声を出そうとしたら喉が詰まったかのような感覚と声が出なくなってしまう理由となります。

女性のほうが男性より、高い声に有利な理由は、もとから喉の穴が男性より小さいのです。つまり、ベースから高い状態で、閉じた状態のコントロールも同じ制御能力をもっていたとしても、小さい穴の状態を維持するのに優れているからです。

箸を使ったことがない人が始めて箸で食事をすることは容易ではありません。

つまり、限りなく穴を小さくする動作は、日常生活では必要ない機能でして、普段あまりしない動作です。箸と同じように、この状態を維持しようと頑張れば、慣れるもんです。

そう、慣れてきます。

脳がどのくらいの力加減だと穴を完全に閉じずにいられるか、覚えてくれます。

とにかく、自分の脳に、自分の声帯筋の力加減を覚えてもらう必要があります。

喉の穴が元から広い人でも、高い声は穴の閉め加減を覚えるだけで、高い声は誰でも出せます。

反対に、持って生まれる体の構造で喉の大きさは物理的に決まってしまうため、大きくすることは物理的に限界があり、低い声を出すのは練習である程度はカバーできても、伸びしろが高い声に比べるとはるかに少ないのです。

逆に、高い声なら、練習次第で、誰でもできるわけです。

誰でもできる芸当なのです。

MY STORY】参照。

昇華とは、
誰にでもできることを、誰にも真似できないレベルまで成し遂げること。


記事作成:2018.7.20
記事更新:2018.8.23

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SATORI's Music BAR

音楽全般に関して未経験者である僕が音楽活動で独自の音楽世界を創り上げる過程を綴ります

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