高音域の歌手の特徴

なんでも突き抜けてたら、それは武器。すなわち個性。

と書いていつも肝に銘じております。

音楽活動をするにあたって歌が上手くなければと思う方が大勢いらっしゃると思いますが、正直、家でTVつければ(もしくはYoutube)、歌が超絶うまい人の歌をただで聴ける時代です。

もともと音楽の仕事をしている方を除いて、素人の僕やあなたが今からそういう人から教わって、そういう人を飛び越えるまでどれくらいかかると思います?数年?・・・もしくは一生無理かも(笑)

僕の場合、ざっと考えただけで気が遠くなりそうで、考えるのやめちゃいました。

前の記事にも書いた話ですが、

ライブの公演は、
歌の上手さを競い合うコンテストではない!

のことです。むしろ、あなたはライブに来てくれた客を歌で楽しませてやらなければなりません。ついで、自分も楽しんじゃいましょう♪。趣味の場合は、自分先でもいいかも(笑)。

いずれにせよ、歌を上手く歌うことよりも、人を楽しませられる自分だけの武器をひとつくらいは手に入れたほうがいいと思うわけです。

僕の場合は、好きな音楽をいろいろ聴いているうちに高音域の発声をよく使う歌を極めてやろうかなと思いました。長く考えているわりには、ある意味、発想が平凡で貧弱(笑)。

で、高音域の歌手を特徴的に(僕の主観で)分類して、以下の3グループにわけました。


1.小田和正、平井堅、徳永英明、スピッツ

 ほんとうはキーはさほど高くないけど、高く聴こえる系

2.B'z、X-Japan、聖飢魔II、Steelheart

 ミックスボイスやらヘッドボイスやら、よくわけのわからん発声を使っている系

3.Misia、Mariah Carey、Vitas

 こっちもホイッスルという特殊な発声方法を使う系


そう、上記3種類の高音域の歌手たちにグルーピングできると思います。

まず、タイプ1系の人たちですが、共通的に声がとてもクリアで、なんだかふわふわっとした声?(僕の印象)の持ち主で、あまり胸声(チェストボイス)を使っているイメージはないですね。

このような声の人の歌は、クリアな声で実際よりも高く聴こえる傾向がある気がします。

そして、タイプ2系の人たちは、一般的に、歌上手いといわれている歌手たち。

高音でありながらも、裏声と違いとてもパワーフルで、伸びのある発生をします。

僕もこっち系の発声をひとりでひっそりと練習しっており、そうしているうちに、最高音がhiGまではあがるようになりました。

そして、タイプ3系の人たち、こっちはまたホイッスルボイスという特殊な発声を使っており、特にVitasの歌はとても特徴的でいずれ真似しちゃおうと頑張っていますが、ぜんぜん伸びません。まだぜんぜんコツがつかめません。コツをつかんだら、そのやり方を書くようにします。

しかしですね。

タイプ1系の歌手の歌はさほど高くないといっても、一般的な男性歌手の音域がmid1A~mid2Gであることを考えると。

・小田和正さんの「もう一度 君が欲しい」の場合、

 地声でmid2C~hiD#、最後はFakeのような声ではあるが、hiFが出ています。一般的な女性シンガーを超えて、高音2領域を超えようとしています。

・平井堅さんの「楽園」の場合、

 地声でmid1G~mid2G#、裏声を使ってhiCまで伸ばして、最後はFakeのような声でhiD#。

 とんでもないテクニシャンですね。

そう、さほど高くないと言いましたが、一般的にはそれでも高い!です。

一般の人たちも、落ち着いて聞けるこっち系のタイプが一番多く好まれている傾向がある感じです。


タイプ2系の歌手は、本当、実力派揃いです。個人的にはあこがれる歌手ばかり的な感じ。

・B'zの稲葉さんの「ギリギリchop」は、

 地声でmid1G~hiE、Fake声ではあるが、hihiA(うひぃ~、hiが2個入りました)

※ちなみに、僕が練習している常に曲は以下、

・Steelheartさんの「She's Gone」

 地声でmid1G~hiG、おそらく彼、裏声もFakeも使えません。そこが好きです。地声で、行くぞ!的な(笑)、好きな曲であるため、以下にYoutube動画をリンクしておきました。

たしかに、ニコニコ動画にはどんでもない高音域を自慢する歌い手さんがたくさんいらっしゃいますが、それが歌として昇華できたものか、ただ「音」が出てるだけかは、正直に言って、まだ「歌」にまで昇華できているレベルはなかなか見つけることが難しいかと、もちろん全否定ではなく、その中には、まだ発見されていないダイヤモンドのような声の持ち主さんが必ずいると思います。


タイプ3系の歌手は、女性、男性、というジャンルを超えてますね。

・Mariah Careyさんの「Emotions」は有名ですね。

 地声で mid1D~hiG、裏声でhihihiC、FakeでhihihiEに行っちゃってます(笑)

もはや、人の声の音域が楽器を越えています。しかし、ホイッスルボイスは魔法の発声ではなく、致命的な弱点もあります。その弱点は、、、

発音がほとんどできない!!

「あ~」とか「い~」とか「え~」とか、特定の単発発音を出力するだけで、(歌詞)歌を歌うことができず、楽器の一つとして、演奏しているような感覚、それを歌の中に見事に織り交ぜてきますから、さすが、プロだなと思うわけではございますが。

おっとと、今日も長くなってしまった。

以下に、タイプ2系のSteelheartさんの歌と、タイプ3系のVitasさんの歌を張ってみました。

どのような感じか確認に使えたらと。


ヴィタス VITAS-『Опера #2/ Opera#2 /オペラno.2』2001デビュー 和訳付

Steelheart - She's Gone

記事作成:2018.7.18
記事更新:2018.8.23

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SATORI's Music BAR

音楽全般に関して未経験者である僕が音楽活動で独自の音楽世界を創り上げる過程を綴ります

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