発声法の種類
素人の僕が歌声について勉強をしはじめて接した色々な発声法、その歌声の出し方と種類、すべて総なめしてみたいと思います。
まあ、これから独学をするなり、自分で何かを見つけるために言葉がないといろいろ不便かと、ご参考程度にお願いします。
【地声】
日本語の地声は、まあ、普段の声という意味として、普段の歌声です。話すときと同じ発声を使います。
【裏声】
地声から裏返った(喚声点を過ぎた)声の事です。前回の記事「素人の音楽理論(5)、発声法、高い声の秘密その二」を参照してください。正確には発声法の一種であるファルセット唱法と同じ意味で使われています。
【ファルセット】
イタリア語で、falsetto、といい、歌手が高いピッチ(高音)を出すために作り出す声色のこと及び、その発声法のことを指すそうです。「仮声」と訳される場合もあるそうです。
【胸声】
胸声(きょうせい)は、実際は声楽用語として、声区(レジスター)または声種のひとつであり、地声と似たような意味で使われていますが、、、普通の地声を胸元で倍音を加えたような、芯があり、太い音色のことを指します。
【頭声】
頭声(とうせい)も、胸声と同じく、実際は声楽用語として、声区(レジスター)または声種のひとつで、頭に響くような発声で、音色的には芯はなく、広がりがある、ファルセットとの違いは、息漏れが少なく大音量が出せる、、、けど、胸声のような強烈なアタックは起き難いのが特徴です。
【ミックスボイス】
発声技法のひとつとして、高い声を出すときに、意識的に呼気を多くし、喉(声帯)をリラックスさせた柔らかい声で、裏声の喚声点をうまく隠した発声となります。これも前回の記事を参考してくださいね。
【ヘッドボイス】
主に頭声(とうせい)の事を言うことが多いですが、ミックスボイスを指す場合もあるし、ネットをいくら調査しまわっても、言ってる(主張してる)ことがまちまちです。で、僕ながらの結論を言うと、ミックスボイスでうまく裏声を出力する際に、喉を絞めて高い声を発生させることも同時に行う。前々回の記事「素人の音楽理論(4)、発声法、高い声の秘密」をみると、一番目の筋肉で声帯の穴を小さくする際、声帯の穴の形は三角形をしているのです、なので閉めていくと喉の奥が最後に閉まる場所となります。ここに声を通すようなイメージで歌うと声は喉の裏から後頭部にビームのように発射され、頭蓋骨に反響して出ていく感覚になりますが、これがヘッドボイスに近いイメージです。
言葉だけで説明しようとしたら、、、無理があるのかな。。。
【スーパーヘッドボイス】
要するにヘッドボイスですが、とても高い声(第三喚声点より上)を指します。日本ではラルク・アン・シェルのHYDEさんや、レッドチェッペリンや、多くのメタル系のボーカリストが得意とするボイスです。この分類はあいまいで、時には「ホイッスルボイス」を指す場合もあるし、この表現もまちまちです。
【ハイトーンボイス】
これも人によってはスーパーヘッドボイスという人がいますが、この声の特徴は、高音域が濁りなく伸びていきます。僕が目指しているパートです。声が息に混ざって抜けるような声で、低音が出にくいとい弱点もあり、自分も歌の途中で切り替えができず、音程を間違えたり、、、未だにさんざんです。要するに地声から裏声までをミックスボイスを使い、一連の流れでつなげていく発声法で、芯が強く、抜けのいい音色のなるので、地声のように聴こえる場合も多いようです。
※すみません、時間がなくて、以下は次回に続きとして書くようにします。
【ホイッスルボイス】
ホイッスルボイスをスーパーヘッドボイスと言う人もいるようです、要するにこの辺の正式な概念は未だに確立しきれていない感じがします。僕的に言わせれば、ホイッスルボイスは要するに、「笛の音のように聴こえる超高音域の事」でして、母音を聞き分けることが難しい発声のことを指すかなと思います。ホイッスルボイスが上手い歌手としては、MISIAとか、マライアキャリーなどが有名ではないでしょうか。
【喚声点】
喚声点というは要するに地声と裏声が切り替わる音域のことで、声質が急激に変わる場合があります。ミックスボイスを鍛えるなどして、この喚声点を上手に隠すこともできるそうです。
【ベルカント】
ベルカントはイタリア語で、「美しい歌」「美しい歌唱」という意味らしいです。特別な歌唱法を指すのではなく、イタリアオペラにおいて理想的な歌唱法という意味を表す場合が多く、「自然で美しい声」「声域が高低にわたって均質な声質」というときに使われているらしいです。
【ウィスパーボイス】
ウィスパーボイスとは、発声においてささやきのような声で歌うことを意味します。やり方としてはささやきに近いやや息漏れ声を出すことで、ライブでは声量が小さいため、マイク音量を上げざる得なく、その結果、ハウリングを起こしやすいので注意が必要かもしれません。
【ハスキーボイス】
ハスキーボイスは、しゃがれた、かすれた声の事を指します。嗄声(させい)と似たような声でありますが、良い意味で使われた場合に用いられているようです。上手いハスキーボイスってとても魅力的ですよね。
※今日は、ここまで書きます。次回にまた続けさせていただきます。
【デスボイス】
デスヴォイスもしくはデスボイスとは、意識的、積極的に出す「ダミ声」「悪声」「がなり声」であり、主にデスメタル、ブラックメタル、グラインドコア、ゴシックメタル、メタルコア、スクリーモなどのジャンルで多用される発声技法。強い怒りや悲しみなどの感情や、不気味さ、汚さ、痛みや苦しみなどを表現するために使われる。この説明は上手く説明が難しかったので、Wikipediaからコピーしました。
・グロウル:主にデスメタルやメロディックデスメタル、メタルコア、ハードコアなどで使用されることが多いデスボイスの種類です。通常デスボイスというとこのグロウルを指すことが多いようです。
・スクリーム:最高のデスボイスシャウトで、金切り声とも呼ばれたりします。デスボイスのように濁声でない高音の金切り声もスクリームと呼ばれます。DIR EN GREYの京、CRADLE OF FILTHのダニ・フィルスなどがスクリームで有名です。
・シャウト:声を強く張り上げて高音を出しているようなイメージ、要するに叫び声かな。自分の声域の限界あたりをキンキンした声で出していることを指していることが多いようです。
【フェイク】
その曲の本来の音程とは変えて、歌うことを意味していることが多いです。楽譜の上ではドレミと歌うところをドミファと歌っているような感じです。ドシラと歌ってもいいんですよ。もちろんそうすることによってただ音程が狂っているだけのように聞えてしまい、失敗すると曲としておかしくなりますが、それでいて限局とは違った空気を作り、プロの歌手が即興的に歌う場合と、あらかじめフェイクをやり方を考えてステージで演出することも多いそうです。
【ビブラート】
ビブラートとは、演奏、歌唱において音を伸ばすとき、その音の見かけの音高を保ちながら、その音の、特に高さを揺らすことである。バイブレーションもにも似たような言葉であるが、音楽においては、ビブラートには含まれないタイプの音の揺れや、感情のゆれなどを指すことが多い。人の発声では理想的な発声状態では無意識に自然にかかるという見解もあり、声楽ではビブラートは毎秒6回などが理想的だと言われている。自然にできればいいんだが、上手くできない場合は以下の方法をとると出しやすいと思う。
・音程を上下に揺らす
・息の量を調節して強弱をつける
【こぶし】
歌の中で節回しを強調するテクニックのことでビブラートと少し似ているが、これは語尾を上下させるビブラートと違って歌の途中などで楽譜に書けないような細かい節を付ける事をいいう。演歌においては非常に重要な要素で、沖縄民謡が多く使わっていて得意とするジャンル。
【しゃくり】
真っ正直にその音を出さずに少し下の音を軽く出しながらその音に持ち上げていくという歌い方を言う。これも演歌の歌手が出だしのところでよく使っているイメージがあります。方法としては、設定された音程よりも低い音をまず発声し、そこから本来の音程に近づけていく感じです。
【フォール】
フォールというのは文字通り落ちるということですから前の音から下の方に声をなめらかに下げる歌い方です。グリスダウンという言い方もします。譜面上では細かい段階上の下り坂で表示したりします。方法としては、設定された音程よりも高い音をまず発声し、そこから本来の音程を近づけます。
【ロングトーン】
1つの音を長く伸ばすことです。発声時の息を吐く量が一定でないと綺麗なロングトーンが生まれない(声が震えて音程がずれたり、息が切れ苦しくなる)のです。ロングトーンが上手い歌手は歌唱力が判断されやすいようです。実際、ロングトーンが安定して出している音域は発声がしっかり出来ている音域であるとも言えますね。
【タングトリル】
上の歯の裏側あたりに舌を当て、息をふくことで舌先を「トゥルルル」と振動させる発声のことです。簡単に言えば巻き舌かな。本番前とかボイトレ時のウォーミングアップに適していると言われています。リップロールとタングトリルは、同じような効果があり、「ら」の発音の位置に舌先を持っていき、舌先の力を抜いて、息を吹いて振動させます。
【リップロール】
リップロールは、唇を合わせた状態で息を吹いて、唇をプルプルと振動させる練習法です。タングトリルと同じで、得られる効果は以下の通りです。
・低音と高音で息を一定に吐けるようになる
・息を深く、一定の強さで吐けるようになる
【ヨーデル】
ヨーデルとは、ファルセット(裏声)と低音域の胸声を繰り返し切り替えて歌う方法で、アルプス発祥の歌唱法の一つです。
※あぁ~終わった。長かった。
記事作成:2018.7.22
記事更新:2018.8.23
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