楽譜を読む(音階と音名)、短調編

前回の記事「楽譜を読む(音階と音名)、長調編」をおさらいしますと、長調は「ドレミファソラシド」を「全全半全全全半」で決めている音階系で、ちょうどピアノの黒い鍵盤が二つある左の白い鍵盤から白い鍵盤だけを弾いていくと、「全全半全全全半」になります。

  • 何もない状態:ハ長調(C-major)
  • 「#」が1個:ト長調(G-major)
  • 「#」が2個:ニ長調(D-major)
  • 「#」が3個:イ長調(A-major)
  • 「#」が4個:ホ長調(E-major)
  • 「#」が5個:ロ長調(B-major)
  • 「#」が6個:嬰ヘ長調(F#-major)
  • 「#」が7個:嬰ハ長調(C#-major)
  • 「♭」が1個:ヘ長調(F-major)
  • 「♭」が2個:変ロ長調(B♭-major)
  • 「♭」が3個:変ホ長調(E♭-major)
  • 「♭」が4個:変イ長調(A♭-major)
  • 「♭」が5個:変ニ長調(D♭-major)
  • 「♭」が6個:変ト長調(G♭-major)
  • 「♭」が7個:変ハ長調(C♭-major)

すべての長調を並べると以上になります。

短調は、ピアノ鍵盤でいうと長調の「ラ」の位置の鍵盤から白い鍵盤だけを弾いていくと「全半全全半全全」の長さの「ドレミファソラシド」ができるがそれを短調と呼ぶそうです。

このようになるのにゃん~(すみません、自分で撮っといて写真のロボニャンをみたら語調が自然と変わってしまう、笑)。

そう、この場合、「レ」と「ミ」の間と「ソ」と「ラ」の間が半音になってしまい、「ドレミファソラシド」が「全半全全半全全」の長さ関係になってしまうのです。

この状態の「ドレミファソラシド」で長調のメロディを弾いてみると、なんだか不思議な、少し憂鬱そうなメロディに聴こえてくる音楽に変身してしまいます。

なぜそうなってしまうのか理由は詳しく調査していませんが、それも調査して別の記事として今後書くようにいたします。

さて、短調も長調と同じくすべての鍵盤「ド→ドの前」のどの位置からも短調の長さ関係で「ドレミファソラシド」を弾くことが可能であり、その先頭音「ド」の位置から「x短調」のように「x」名前が決まるのであります。

以下に「♭1個~7個」と「#1個~7個」の「ドレミファソラシド」状態を示しました。

長調の場合は、♭が1個~7個だろうが一番右についている♭の場所を「ファ」として、#が1個~7個だろうが一番右についている#の場所を「シ」として、「ド」を決めて、「全全半全全全半」で弾いていけばOKですが、

短調の場合は、♭が1個~7個だろうが一番右についている♭の場所を「ラ」として、#が1個~7個だろうが一番右についている#の場所を「レ」として、「ド」を決めて、「全全半全全全半」で弾いていくことになりますので、注意が必要です。

小中学生ときは、上記の法則を丸暗記して「ド」を探していましたが、考えてみると長調の「♭→ファ、#→シ」も、短調の「♭→ラ、#→レ」のそれぞれ、長調と短調の半音の位置を表していることがはじめてわかりました。

どんな勉強もそうだと思いますが、注意深くみるといろいろと面白い関係になっていることが見えてくるんですね。

それでは、また次回。

記事作成:2018.9.6
記事更新:2018.9.6

この記事がより多くの方の目に触れるようブログランキングに参加しました。

応援よろしくお願いします。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

SATORI's Music BAR

音楽全般に関して未経験者である僕が音楽活動で独自の音楽世界を創り上げる過程を綴ります

0コメント

  • 1000 / 1000